[書評]『株式ディーラーのぶっちゃけ話』,高野譲,彩図社,2016年

高野譲『株式ディーラーのぶっちゃけ話』は,プロのディーラーが日々どのような売買をしているのかを垣間見ることができる内容となっている。

そこで語られる内容は株式の売買に限定されたものではなく,オプションに関することやリスクに関することなど,広く相場に関する内容となっており,とても興味深い内容となっている。

具体的な内容については本書を読んでのお楽しみであるが,ある出来事がきっかけで巨額な損失を出してしまった同僚の話のところで登場する「相場は,なんて理不尽なんだろう」という一節は,コロナ暴落で巨額な損失を出してしまった私の胸にぐさりとささった。

個人投資家として相場を張っていてプロのディーラーがどのような世界なのかを知りたいと思っているのならば,本書は必読の書と言えよう。

●書誌情報
『株式ディーラーのぶっちゃけ話』,高野譲,彩図社,2016年

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